自分が自分の子供に望むことは
「心身ともに元気でいてくれること」。
子供が生まれた時から漠然と、そう思い続けていました。
おそらく私の他にも、このような想いを持っている親の方もいると思います。
一方で世の中の親の中には、自分の子供に一流の大学や会社に入って欲しいとか、世界の人々の役に立って欲しいとか、医者になって欲しいとか、達成するのが容易ではないような「高レベル」な望みを持っている親も少なくありません。
それらに比べると私の望みはとてもシンプルで、基本的にその達成はそれほど難しくない、「低レベル」なものだろうと思っていました。こんな自分は、欲がない、心清らかな部類に入る人間だろう、なんて、なんとなくそんなことも思っていました。
しかし最近、実はそうでもないことに気付きました。
実は自分は単にとても単純なことをしてこなかっただけなのではないか、と気付きました。
それは、「その望みを叶えるために、親として具体的に何をすべきなのか」と問うことです。
「おいおいそんなこと考えて当然だろう。だから「一流大学」とか「医者」なんだよ。」という声が聞こえてきそうです。
そうなのです。そういうことなのです。おそらく、子供に「一流大学」とか「医者」とかを望む人の多くは、この「そのために何をすべきなのか」を考えた結果として、その望みにたどり着いたのだろうと気付きました。そういう望みを聞くたびに、「うわ。。そんな「高レベル」な望みを子供にもってどうすんだよ。。。欲張りだな。。。」と感じていた自分が恥ずかしくなり、大いに反省しています。
そして、今、自分に問い直しています。
「子供に、心身ともに元気でいてもらうために、親である自分は何ができるのか」
これからしばらくは、このことを真摯に考えていきたいと思っています。