2016年5月14日土曜日

宇宙飛行士 若田光一さんの講演

近所で、宇宙飛行士である若田光一さんの講演があったので行ってきました。

1時間ほどの講演を聞いて最も印象的だったのが、若田光一さんの「快活さ」と「冷静さ」が共存している様、です。

宇宙飛行士として、しかもコマンダー(リーダー)として188日間もの間、国際宇宙ステーションに滞在している間のいろいろな出来事をムービーで紹介してくださったのですが、とにかくやることの多様さが半端ない。最先端の生命科学実験から、自分の採血、ロボットアームの操作、ツイッターでの情報発信、部屋の空気や自分の尿をサンプリング、大型冷却装置からトイレの修理までを、全て自分一人で行っていました。さらに筋肉の衰えを防ぐために毎日2時間の筋トレがあります。とにかくアクティブに動き回っていたようで、見ているだけで目が回るようでした。

一方で、コマンダーとして他の宇宙飛行士の統制を取らなければいけません。そのためには、個人個人の特徴を把握し、チームとしてベストな仕事ができるように、それぞれの出身国の政治的な背景も考慮した統制が必要なのだそうです。様々なことを考慮した冷静な判断力が必要になります。判断に困るときはいつも「bad decision is better than no decision!」と自分に言い聞かせて前進していたそうです。

講演のプレゼンも大変素晴らしく、総合的な人間力、という感じのものが極めて高い印象を受けました。不足がないのではないか、という感じです。

自分も様々なことに挑戦して、まだまだ成長していかなくては、と思いました。

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