保護者のおよそ8割が40-50代で、30代は少数派です。
子供にも様々な個性があるように、保護者にも個性があります。懇談会などに参加するとちょっとびっくりするのですが、子どもに向かって「お前!それ取れよ!」などという荒い言葉を使ってどなっている母親が結構います。そのせいか、子供にもそういう言い方をする子がいます。
自分の子供が育成室に通いだしてまず気づくことの一つが言葉遣いが悪くなることなのですが、少なからずそういう影響を受けているのだと思います。
ですので、自分の子供を育成室に入れたら、これまでになかったような荒い言動をするようになることを、ある程度覚悟しておいたほうが良いと思います。
東京都の中でも教育環境の良さで名高い文京区で、保育園児と小学生の子育てをしています。文京区のリアルな「教育環境」や、子育てにまつわる「雰囲気」を、地方出身者の視点からご紹介します。
2016年3月13日日曜日
育成室の保護者会
育成室には「父母会」という保護者の集まりがあります。基本的に、育成室に子供を預けている親の全員が入ります。
父母会は、夏のキャンプや秋の遊園地への遠足、卒室式など、育成室の様々な行事に協力します。各行事に「担当」が割り振られて、少なくとも1年に一度はなんらかの行事の幹事役を担うことになります。大体、父母会が関わった行事の後には、保護者が集まる懇談会があり、そこでアルコールを飲みながら歓談します。懇談会に参加するのは全保護者の1/3くらいです。
育成室の運営と職員
育成室の運営は民間企業が行っています。職員の数は全員で7名で、そのうち常勤が2名、非常勤が5名です。常勤の2名は基本的に常に育成室におり、非常勤の5名のうち3名がローテーションを組んで勤務しています。ですので、おおよそ、小学生8人あたり職員が1人、という割合になります。ただ習い事などで途中から抜けたり途中から来たりする子がいますので、実際は6人あたり一人、くらいだと思います。
職員は全体的に若く、室長が40歳くらい、他が20代半ばくらいです。男女比は半々くらいで、どいうわけか若い職員はイケメンと可愛らしい子が多いです。室長は若干疲れてて事務的な対応が多いですが、若い職員はみな児童に対する優しさが感じられる人たちばかりです。
これまで大きな怪我をした子もいませんし、人数的にも人格的にも、職員に不安はありません。
育成室の広さ
私の子供が入室している育成室は文京区の中でも比較的新しい育成室ですが、120平米ほどの広さに小学1-3年生がそれぞれ12人ほど、計40人弱入室しています。120平米のうち半分くらいがロビーになっていて、残り半分が畳です。ロビーでは壁際にネットを張るなどの工夫をしてボール遊びなどの運動ができるようになっています。畳のスペースのうち4畳半ほどが読書部屋で、基本的にここでは本や漫画を読む以外のことはしてはいけないことになっています。学校の宿題などの勉強は、広い畳部屋に出してある長机でやっています。
お迎えなどの際に実際に子供が入っている育成室に行った時の第一印象は、ちょっとぎゅうぎゅう詰めだな、という感じです。みんなでワイワイとじゃれあうぶんにはいいでしょうが、パーソナルスペースを持つことはほぼ不可能です。それでも読書部屋があったり、軽い運動ができるロビーがあったりと、小学低学年の子が放課後の数時間を過ごすには十分な広さと機能が備わっている空間だと思います。これまでは民間企業の管理責任などの問題で、放課後に小学校の校庭で遊ぶことができませんでしたが、来年からはできるようになるようですし、広さという意味では環境は改善していると思います。
なお、育成室によっては育成室自体が狭いためになんと公道で遊ぶことを許しているところもあったりするので注意が必要です。こういうことは一回の見学だけではわかりませんので、入室前にはそっと普段の様子を観察しに行ってみることも重要かと思います。
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